美白というトレンドを考える

美白というトレンドを考える

美白ケアの基本は紫外線対策です。

美白とは「美しく白い」状態をいいますから、ただ肌の色が白ければよいというものではなく、まさに美しい肌でかつ白い肌ということです。

肌を明るく澄み切ったコンディションに整えるという美容の考え方ですが、最近のトレンドとして特に重要視されているものです。

具体的なアプローチの方法としては、シミやそばかすなどの原因となるメラニンの生成を抑えるケアなどが挙げられます。

美白スキンケアに大切なのは、何より続けることです。

程度の差はありますが、紫外線や加齢によるシミやそばかすなどのトラブルは、さまざまなお肌の悩みでも医療レベルの処置を除いてすぐに解決できるものではなく、ある程度時間がかかります。

毎日コツコツと継続することが白く美しい肌を手に入れるためのステップと言えます。

では、日本ではいつごろから白い肌が美しいと考えられるようになったのでしょうか?

実は白い肌が美しいと考えられるようになったのは1000年以上も前だといわれています。

平安時代に編纂された日本最古の医学書である「医心方」には具体的な美白スキンケアのハウツーが記され、貴族の女性の間で実践されてきました。

江戸時代になると、美白文化は一般女性にも広がりを見せます。

当時愛読者の多かった美容本である「都風俗化粧伝」の巻頭には、「色白肌は七難隠す」と記され、顔面の部には、なんと美白パックや洗顔料の作り方などが掲載されています。

明治時代に入ると、欧米から美容情報が入るようになり、日焼け対策の大切さが認識されるようになります。

戦後の一時期は美容をゆっくり考えられるような余裕のある時代ではなくなりましたが、昭和30年代に入ると、欧米の影響で一時的に小麦色の肌がトレンドとなることもありました。

しかし化粧品の進化とお肌の健康に関する情報が浸透するにつれて、白肌と美白ケアへの関心が高まっていきました。

平成に入ると再び小麦色の肌が健康的というイメージが広がる時期もありましたが、現在は美白のお手入れに積極的な女性が増え、美白専用のアイテムがさらに充実してきています。

平安時代から始まった日本人の美白に対する意識は、白肌と小麦色の肌のそれぞれが時代によってトレンドとなる繰り返しであったのです。

2015年7月10日|

カテゴリー:シミ・美白ケア